大阪と京都の中間に位置する住宅地に私のアトリエはある。敷地は北側に行くに従って絞り込まれていく変形の形状である。RC壁構造の地上3階建とし、プランは1階にガレージ、バスルーム、ワークスペース、2階にキッチン、ダイニング、3階に寝室で屋上出入口の階段下には書斎、それらをつなぐ1本の直線階段の箱。雨の日に屋上の吐水口から流れ落ちる水の流れと音を各フロアから楽しめるよう、それを受け止めるキューブ状の石が1階の坪庭には敷き詰められている。



奥行きのあるこの敷地は、近年古い住宅がハウスメーカーの住宅に建替えが進む密集した住宅地に位置し、家族は両親と娘一人の3人から構成されている。南側に開口や庭をとることが一般的に求められるようであるが、密集地という環境と将来的な周囲の変化の可能性を考慮した上で、比較的ゆったりとした北側を木製スクリーンで仕切ってスペースをとり、外部へは閉じ、内部に開放性を持つ住宅とした。住まいの雰囲気を住み手自身も演出できるよう、全体的にこちら側がつくりすぎないで余白を残すデザインとした。



敷地は大阪府生野区の住宅や工場などが密集する環境にあるクライアントは現代芸術家の石原友明氏と松井智恵氏であり、両氏のアトリエとして使用される。1F部分はガレージ、2Fのアトリエには東側階段よりアプローチする。内部空間は床・壁・天井とも白で構成されており、造形を極限までおさえることにより「創造する場」としての空間造りに配慮した。町並を切り取った様なファサードはガルバリウム鋼板の小波板を横張りとし、建築全体のボリュームを考慮した上で水平ラインを強調している。



大阪府南部の住宅密集地にある棟つづきの長屋跡に建てられた2世帯住宅であり、1階部分は両親、2階3階が娘夫婦のスペースである。開口部は、密集地であることから、周囲の住宅を意識して構成しており、かつ北側の住宅の庭を一部借景として1階和室に開口部を設けた。

左. BAR 立山T1997年度JCDデザイン奨励賞
左中.舞台美術 創作バレエ 「竹取物語」
右中.BAR 橋本工務点 (写真奥 白いスペースが事務所) 2000年度JCDデザイン大賞/舞台美術「竹取物語」で使用した緑の紙管パイプを利用して事務所横のスペースを構成
右. ペットブティック DOLLY'S