平屋、深い庇、土間、障子、黒い柱や梁のフレーム構成等々、日本の伝統的な和風のデザインアイテムに満ちた住宅です。それは、日本の気候風土に逆らわず、大地に接して住まうことを最大限享受することをめざし、素直に設計した結果です。ローコスト住宅であったことが、必然的に「伝統的な家の形」にさせたともいえます。水平に伸びる「伝統的な家の形」が、隣地の雑木林を借景に新鮮に映ります。



都会の密集した住宅街の一角に建つ2世帯住宅です。プライバシーを強く確保した老人室と夫婦主寝室を1階に、2階に開放感あふれる居間・食堂と子供室、という構成です。2階は、建具がすべて引き戸で、開け放つとほとんどワンルームになります。子供室は居間・食堂の一角に開放的にコーナー化されているという考え方です。階段の真上に設けられた和紙のトップライトが、家中を穏やかな自然光で満たします。

何枚かの打ち放しコンクリートの壁が、大地からまっすぐ青い空に向かって建ち上がります。そして、それらの壁と壁との間にガラスがはめ込まれ、窓ができ、居住スペースが形成される・・・・・それがこの住宅の成り立ちです。1階に診療所、2階、3階でメゾネット住宅という構成です。小さな中庭、ルーフテラス、トップライト、打ち放しコンクリート等々、都市型住宅のデザインアイテムがふんだんにちりばめられてますが、基本デザインは和風です。

浅草、隅田川近くの下町情緒あふれる一角に建つ賃貸マンションです。2戸のメゾネットと6戸のフラット計8戸からなる、いわゆるデザイナーズマンションです。そのうちの3戸をオーナー3家族が使用し、和風テイストデザインのフラットに高齢の両親夫婦が、モダンテイストデザインのメゾネットにその子供たち兄弟家族が、それぞれ「スープの冷めない」関係を保ちながら暮らせるよう計画されています。



約30度の傾斜角を持つ敷地形状に合わせ、各住戸を雛段状に積み重ねるように構成された61戸の集合住宅です。各住戸は8層にわたって少しづつづれながら重なりあってます。ですから各住戸は、隣地の戸建て住宅の庭よりはるかに広いルーフバルコニーを持ってます。居間・食堂と広いルーフバルコニーが一体となり、眺望や解放感をもあわせもち豊かな住環境が形成されてます。