店舗と住宅が混在した雑多な街並に建つローコスト住宅。敷地は狭小であるが、角地という特性を生かし、光、風といった自然の感覚や街の気配を住居に引き込むことで、生活を豊かにしようとしている。



市街地のなかでプライバシーをたもちながら、光と風と緑を取り込み、楽しく豊かな暮らしを目指した住宅である。中庭を取り入れ、外部と内部を融合させることにより、光の変化とひろがりを生み出し、心地よい空間になっている。



9坪にも満たない狭小敷地のなかで、採光・通風・プライバシーといった住宅の基本性能をたもちながら、それをローコストで実現した住宅である。建物は、三方を道路斜線で切取られた形状をしており、耐震性を重視した骨組のうえに、防火性の高いセメント板で覆われている。内部は、外観に反し、ムクの木材や左官材など、温かみのある自然材を用い、吹抜けにあるトップライトから季節や時間により変化する自然光がふりそそぐよう計画されている。

閑静な住宅地に建つ洋風民家型住宅である。家族のふれあいや生活の楽しみを重視したオープンな平面計画であり、中心のオープンキッチン・ダイニング・リビングには大きな吹抜けを設け、外部のウッドデッキテラスと一体化させることにより、明るく開放的なワンルーム空間となっている。

マンション住戸の改装。
水廻りだけを残し、間仕切り・仕上はすべて取払われた。東西に窓があり、眺望がよい。これを生かすために、個室で区切るのではなく、部屋を連続させ、風と視線が抜けるように計画されている。